【川崎・武蔵小金井・蒲田セラミック治療】奥歯にセラミックを装着するメリット

セラミックは審美性が高いことから、前歯(1番目、2番目の歯)に用いられることが多いですが、実際は他の歯にも適用することが可能です。

例えば犬歯や小臼歯、奥歯に適用するケースも少なくありません。

今回は、これらの歯のうち、奥歯にセラミックを装着することのメリットについて解説します。

奥歯にセラミックを装着することのメリット6選

奥歯は虫歯になりやすい箇所であり、治療時にはセラミックの装着を検討する方もいるかと思います。

奥歯へのセラミックの適用には、主に以下のようなメリットがあります。

・審美性がアップする
・食べ物を噛み砕きやすい
・歯列の安定を保てる
・発音がしやすい
・前歯を保護できる
・顔の印象を維持できる

各メリットについて詳しく説明します。

審美性がアップする

奥歯の虫歯を治療した後、セラミックを装着することにより、審美性は格段にアップします。

冒頭で、セラミックは審美性が高いことから、前歯に用いられることが多いという話をしました。

確かに前歯は他人から見えやすい歯であるため、審美性を重視するのは当然です。

しかし、それは奥歯に関しても言えることです。

例えば人と話すとき、食事をするときなどは、口を開けたときに奥歯が見えることがあります。

奥歯は見えにくい位置にあるというイメージが強いですが、実際は口を開けたときにしっかり見えることも多いです。

また、そのときに銀歯を装着していたら、金属の色が目立ってしまいます。

一方セラミックは天然歯に近い色味を再現できるため、口を大きく開けても審美性を損なうことがありません。

そのため、コミュニケーションに影響を及ぼしたくないという方は、奥歯にセラミックを装着すべきです。

食べ物を噛み砕きやすい

奥歯にセラミックを装着すれば、食べ物を噛み砕きやすくなります。

こちらはセラミックがダイアモンドに迫るほどの硬度を持っているからです。

奥歯の主な役割の一つに、食べ物を噛み砕いて嚥下をスムーズにするということがあります。

前歯の噛み合わせが良くない方などは、奥歯でものを噛み切ろうとすることもありますが、本来噛み切るのは前歯の役割です。

またセラミックの歯は硬度が高く、虫歯治療を行った部分に装着すれば、天然歯に近いほどの噛み砕く力を得られます。

しっかり食べ物を噛み砕けるということは、食事の内容が制限されにくいということであり、胃にかかる負担を減らすことにもつながります。

特にジルコニアは、セラミック素材の中でも硬度が高いため、しっかり咀嚼したいという方にはおすすめです。

歯列の安定を保てる

奥歯にセラミックを装着すれば、歯列の安定も保ちやすくなります。

なぜなら、正しい歯並びはすべて奥歯が基準になっているからです。

セラミックは耐久性が高く、他の補綴物と比べると長い間劣化させずに使用することができます。

また高品質のセラミックを奥歯に入れることで、奥歯の摩耗なども防ぎやすくなります。

仮に奥歯の摩耗や変形などが見られる場合、全体の噛み合わせが悪くなり、やがて歯並びや顔の輪郭形成にも影響が出てきます。

発音がしやすい

セラミックを奥歯の装着することで、発音にも良い影響が出ます。

奥歯が虫歯のままだったり、銀歯を適用したりすると、やがて適切な役割を失ってしまう可能性があります。

またそのような奥歯は、空気が漏れて発音を不明瞭にする原因になります。

特に“チ”や“キ”といった音は発音しづらくなるため、発音の面もカバーしたいのであれば、保険診療の素材でなくセラミックを選ぶべきです。

前歯を保護できる

硬いセラミックを奥歯に装着すれば、前歯の保護という奥歯が持つ役割を発揮しやすくなります。

上下の歯が噛み合うときには、前歯と奥歯が互いに支え合っています。

前歯はガイドの役割を果たし、歯ぎしりの力を逃がす一方で、奥歯は強い力を受け止めて前歯への過剰な負担を軽減しています。

セラミックは瞬間的な衝撃には弱いですが、口内での咬合に対してはある程度の強さを発揮します。

そのため、奥歯に適用すれば前歯の保護機能は向上します。

顔の印象を維持できる

奥歯を銀歯などにした場合、すぐに劣化して奥歯そのものも機能を低下させる可能性があります。

一方セラミックを装着すれば、奥歯の機能を低下させにくいため、顔の印象を維持しやすくなります。

奥歯が強度を維持している場合、顔の印象が変化して頬がたるんだり、ほうれい線が目立ちやすくなったりすることを防げます。

こちらは奥歯で噛むことにより、顔の筋肉が適度に刺激され、顔の形状を保ってくれるからです。

そのため、寿命が長いセラミックを奥歯に装着した方が、顔の印象を長い期間キープしやすいです。

まとめ

虫歯治療を行った後、とりあえず銀歯やレジンを選択する方は多いですが、実際はもっと素材にこだわらなければいけません。

保険診療の素材は確かに安価で選びやすいですが、安易に選んでしまうと後々後悔する可能性があります。

特に奥歯のような重要な役割を持つ歯については、多少費用がかかってもセラミックを選ぶべきだと言えます。

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