【川崎・武蔵小金井・蒲田セラミック治療】セラミックが割れるとどのような症状が出る?

セラミックはある程度の耐久性を持っていますが、一切割れるリスクがないというわけではありません。

またセラミックが割れてしまった場合、さまざまな症状が出ることから、そのまま使用し続けることは不可能になります。

今回は、セラミックが割れるとどのような症状につながるのかを中心に解説します。

セラミックが割れる原因

セラミックが割れる原因はさまざまですが、一般的には以下のようなケースが該当します。

・硬い食べ物を噛む
・歯ぎしり、食いしばり
・噛み合わせの悪化 など

硬い食べ物を噛んだことの衝撃により、セラミックの一部が割れたり欠けたりすることがあります。

特にイカのような弾力性のあるものでなく、硬度の高いものを噛んだとき、瞬間的に強い力がかかって割れるリスクが高まります。

また無意識のうちに行われる歯ぎしりや食いしばりは、セラミックに大きな負担をかけます。

歯ぎしりは、通常の咬合時の何倍もの力がかかるため、陶器素材のセラミックはその負荷に耐えられません。

ちなみにセラミック以外の歯が抜けたことなどにより、噛み合わせが悪化すると、セラミックの部分にかかる力が強くなって割れることも考えられます。

セラミックが割れたらどのような症状が出るか?

セラミックの破損が見られる場合、以下のような症状が出ることがあります。

・知覚過敏
・噛み合わせ時の痛み
・噛み合わせの悪化
・粘膜のケガ

各項目について詳しく説明します。

知覚過敏

前述したような原因により、セラミックが破損すると、知覚過敏の症状が出るようになります。

具体的には、冷たいものや温かいものがしみたり、痛みにつながったりすることがあります。

そのため、満足に食事を摂ることができません。

また知覚過敏を発症すると、ブラッシングにも少なからず影響を及ぼします。

歯ブラシが当たったときの刺激や、口をすすぐときの刺激に耐えられず、ブラッシングがおろそかになってしまう可能性があります。

セラミックは汚れがつきにくく、二次虫歯を引き起こしにくい素材ですが、あまりにもブラッシングが不十分だと二次虫歯のリスクは高まります。

噛み合わせ時の痛み

セラミックが破損すると、噛み合わせたときに痛みが出ることが考えられます。

こちらは特に、奥歯のセラミックが割れた場合に言えることです。

奥歯のセラミックが割れて象牙質が露出すると、神経までの距離が物理的に近くなるため、痛みを感じやすくなります。

奥歯には食べ物をすり潰す役割があるため、たとえセラミックが割れていても、食事の際に強い力がかかることは避けられません。

ちなみに、神経を抜いている歯にセラミックを適用する場合、このような咬合時の痛みは発生しません。

しかし、言い換えれば痛みや違和感に気付きにくいということであり、セラミックの破損自体にも気付かない可能性があります。

噛み合わせの悪化

もともと噛み合わせが良い方であっても、セラミックの一部が割れると、噛み合わせが悪化する可能性は高くなります。

こちらは、他の歯に過度な負担がかかることで、歯並びや噛み合わせが悪くなるという仕組みです。

たとえセラミックが無傷であっても、他の歯に負担がかかって摩耗するなどすると、その部分の噛み合わせは悪くなります。

その結果、全体的な歯列のバランスは少しずつ崩れてしまいます。

粘膜のケガ

セラミックが割れると、口内の粘膜をケガしてしまう可能性もあります。

冒頭でも触れた通り、セラミックはある程度の耐久性を持つ素材です。

そのため、一部が割れて尖った状態になると、頬や舌、唇などの粘膜を傷つけてしまうことがあります。

もちろん傷付いた部分は出血を伴ったり、痛みが生じたりすることもありますし、傷付いたことがきっかけで口内炎を発症することも考えられます。

セラミックが割れた場合の対処法

セラミックが割れてしまった場合、その状態を放置せず、早めに歯科クリニックを受診しましょう。

小さく欠けた程度であれば、セラミック専用の修理キットで修復できる可能性があります。

この場合、割れたセラミックの破片を持参しなければいけないことが考えられます。

一方、大きく割れたり欠けたりしている場合や、セラミックの種類によっては修理ができない可能性があります。

特にジルコニアについては、セラミック素材の中でも屈指の硬度を誇る一方、もし破損してしまったら修理が困難になります。

こちらは、できあがってから材料や研磨剤の追加ができないことが理由であり、破損などが見られる場合はまた一からつくり直さなければいけません。

まとめ

セラミックは高品質の素材ですが、欠点がないのかというとそういうわけではありません。

人工ダイヤモンドと言われるほどの硬度を誇るジルコニアであっても、患者さんの使い方によっては破損することがあります。

そのため、セラミックを傷つけないような生活習慣を心掛けましょう。

またセラミック治療後には、定期的に歯科クリニックでメンテナンスを受けることにより、ある程度破損のリスクを減らすことができます。

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