セラミック治療は原則自由診療であり、保険診療の詰め物や被せ物と比べると治療費は高くなります。
また場合によっては、患者さんが想像しているよりも費用がかかり、支払いが困難になってしまうこともあります。
本記事では、セラミック治療の費用が想像よりも高くならないようにする方法を解説します。
セラミック治療の費用が想像より高くならないようにする方法6選
セラミック治療の費用については、各歯科クリニックによって異なります。
保険診療とは違い、自由診療は各院が自由に金額を設定できるからです。
またセラミックの費用が思いの外高くならないようにするには、以下のことを意識しましょう。
・料金表をチェックする
・カウンセリング時に質問する
・説明が親切な歯科クリニックを選ぶ
・費用が相場通りの歯科クリニックを選ぶ
・治療後のメンテナンスを欠かさない
・問題が生じたらすぐに通院する
各項目について詳しく説明します。
料金表をチェックする
セラミック治療の費用を事前に把握するためには、必ず歯科クリニックのホームページで料金表をチェックしましょう。
料金表の記載方法については各歯科クリニックによって異なりますが、もっとも安心できるのは治療内容や素材ごとの費用が明確に記載されている場合です。
またこのときチェックしたいポイントとしては、金額の最後に“~”という表記がないかどうかです。
例えば“10万円~”と記載されている場合、治療費だけで10万円以上の費用がかかることも考えられます。
ちなみにセラミック治療の費用以外でいうと、カウンセリングの費用についても確認しておきましょう。
ほとんどの歯科クリニックは、治療前のカウンセリングを無料で提供していますが、万が一のことを考えて費用が発生しないかどうかはチェックすべきです。
カウンセリング時に質問する
セラミック治療の費用が想像より高くならないようにするには、歯科医師とのカウンセリング時にきちんと相談するのも大切です。
カウンセリングでは、主にセラミック治療の内容やメリット・デメリットなどに関することが説明されます。
また患者さんの要望に合わせて、今後の治療計画をすり合わせていきますが、費用に関することもしっかりと聞いておかなければいけません。
具体的には追加料金が発生することはあるのか、料金表の金額はすべての費用を含む金額なのかといった点を質問すべきです。
説明が親切な歯科クリニックを選ぶ
先ほど、カウンセリング時にはセラミック治療の費用に関することを質問すべきという話をしました。
もっと言えば、患者さんから質問しなくても、治療費の詳細をわかりやすく説明してくれる歯科クリニックを選ぶべきです。
少しお金にうるさいようなイメージを与えることを危惧し、費用に関することばかり質問するのは気が引けるという患者さんもいるでしょう。
優良な歯科クリニックであれば、そのような患者さんの思いを汲み、治療費の説明を行う時間を十分に設けてくれます。
費用が相場通りの歯科クリニックを選ぶ
費用が相場に限りなく近い歯科クリニックを選ぶことも、セラミック治療の費用が思いの外高くならないための方法です。
歯科クリニックの中には、相場を大きく下回る金額でセラミック治療を提供しているところもあります。
患者さんの多くは「少しでも費用を節約したい」と考えるため、このような施術に魅力を感じがちですが、こちらは選んではいけません。
相場よりも著しく料金が安い場合、追加費用が発生しやすいだけでなく、セラミック治療の品質が粗悪な可能性もあります。
治療後のメンテナンスを欠かさない
セラミック治療自体は、セラミックの被せ物を歯に装着すれば完了しますが、治療後もメンテナンスを続けなければいけません。
メンテナンスを怠っていると、治療後すぐにトラブルが発生し、再治療を行わなければいけない可能性があります。
またセラミック治療の場合、治療後数年間は保証期間があり、問題が生じても治療費が発生しないケースが多いです。
しかし保証の条件としては、歯科クリニックでのメンテナンスを受けることが定められていることがほとんどです。
問題が生じたらすぐに通院する
セラミック治療後に破損などのトラブルが発生した場合は、早急に歯科クリニックに相談・通院しましょう。
問題なく使用できるからといって通院しないと、状態はさらに悪化してしまいます。
またすぐに通院すれば、まだ修正などの処置で済んだにもかかわらず、時間が経過すると一から治療をやり直さなければいけないことも考えられます。
このような場合、当然セラミック治療のトータルコストは想像よりも高くなります。
まとめ
セラミック治療を受けようとする方の中には、なんとか治療費を捻出し、やっとの思いで治療に漕ぎつけたという方もいるでしょう。
このような場合、想定外の費用が発生すると、経済的には非常に苦しくなります。
そのため、前もってどれくらいの費用がかかるのか、金額が高くなるのはどのようなケースかなどを把握しておくことが大切です。