【川崎・武蔵小金井・蒲田セラミック治療】セラミックのブラッシングに使用する歯ブラシの選び方

セラミックの歯は審美性が高く、なおかつその審美性を長期間維持しやすいというメリットがあります。

保険診療の補綴物などと比べて、表面にはそれほどプラークがつきません。

しかし、治療後のブラッシングを怠っていると、当然劣化は早まります。

今回は、セラミックのブラッシングに使用する歯ブラシの選び方を解説します。

セラミックのブラッシングに使用する歯ブラシの選び方6選

丁寧なブラッシングは、セラミック治療のアフターケアにおける基本中の基本です。

しかし、このときには磨き方だけでなく、使用する歯ブラシにもこだわらなければいけません。

セラミックの歯を磨く際には、以下の特徴を持つ歯ブラシを選びましょう。

・毛先がやわらかめのもの
・ヘッドがコンパクトなもの
・ナイロン毛が使用されているもの
・テーパー毛が使用されているもの
・毛が短いもの
・持ち手が多角形のもの

各項目について詳しく説明します。

毛先がやわらかめのもの

セラミックの歯を磨く場合、歯ブラシは毛先がやわらかめのものを選ぶべきです。

こちらはセラミックという素材の特徴が関係しています。

セラミックは丈夫な素材ではありますが、陶器のお皿などと同じ性質を持っています。

お皿を洗うとき、金タワシでゴシゴシと擦るよりも、スポンジで優しく洗う方がよく汚れが落ちます。

セラミックの歯も同じで、硬い歯ブラシで強くブラッシングするよりも、やわらかい歯ブラシを使用した方が清掃効率は良くなります。

ヘッドがコンパクトなもの

歯ブラシには毛先がついているヘッド部分がありますが、セラミックの歯を磨くのであれば、ヘッドはなるべくコンパクトな歯ブラシがおすすめです。

ヘッドが小さい方が小回りは利くため、セラミックを含む歯全体を磨くことができます。

またセラミックは、奥歯に装着されることも多いですが、奥歯を磨くときにもヘッドがコンパクトな歯ブラシは役立ちます。

逆にヘッドが大きいと、セラミックの奥歯の横などはブラッシングがしにくくなりますし、無理やり磨くと歯や歯茎を傷つけるおそれもあります。

ナイロン毛が使用されているもの

歯ブラシに使用されている毛には、いくつかの材質があります。

セラミックを磨く際にもっとも適していると言えるのは、もっともポピュラーなナイロン毛です。

ナイロン毛は丈夫で切れにくく、それほど強い力を入れなくても、十分汚れ落とせる可能性があります。

逆にあまりおすすめできないのは、馬毛などの動物性のものです。

こちらは弾力が弱くしなりやすいため、十分にプラークを除去できないことが考えられます。

ちなみにナイロン毛には、吸水性が低く速乾性があり、細菌が繁殖しにくいというメリットもあります。

そのため、セラミックを磨く歯ブラシとして、継続的に使用するのにはピッタリです。

テーパー毛が使用されているもの

市販されている歯ブラシの毛については、形の違いもあります。

セラミックのブラッシングに適していると言えるのは、毛先が細く加工してあり、やわらいテーパー毛と言われるものです。

テーパー毛は歯と歯の間に入り込みやすいため、セラミックはもちろん隣り合う天然歯のケアもしやすいです。

ちなみに歯ブラシの毛の形には、他にもラウンド毛というものがあります。

ラウンド毛は毛先が丸く、歯の表面の汚れは落としやすいですが、セラミックの奥歯などの清掃にはあまり適していません。

毛が短いもの

セラミックのブラッシングでは、なるべく毛が短い歯ブラシを選ぶことも意識しましょう。

具体的には、毛が10mm以下の歯ブラシがおすすめです。

10mm以下の毛の長さであれば、歯ブラシを動かす力が十分セラミックの歯に伝わります。

逆に長すぎると力が伝わりにくくなり、丁寧に磨いているつもりでも、実際はあまり汚れが落とせていないということが起こり得ます。

ちなみに毛が短くても、ヘッドが小さければ奥歯などの汚れは十分かき出せます。

持ち手が多角形のもの

歯ブラシには、持ち手にもさまざまな種類があります。

一般的なものは楕円形ですが、セラミックの歯を磨く際に使用すべきなのは、持ち手が多角形になっているものです。

ここでいう多角形とは、六角形や八角形のものを指しています。

持ち手が多角形の歯ブラシは、毛先が当たる角度を細かく変えやすく、なおかつ歯ブラシを持つ手が滑りにくいというメリットがあります。

セラミックの歯と歯茎の間をキレイに清掃する場合、歯ブラシの毛先は45度の角度で当てると良いですが、当然ながら1本1本の歯の生え方は異なります。

そのため、ブラッシング中に何度も歯ブラシの角度を調整できる多角形の歯ブラシは、理にかなっています。

まとめ

セラミックの歯は、装着すると同時に審美性を手に入れられる一方で、継続的に十分なセルフケアをしなければいけない補綴物でもあります。

一度見た目がキレイになったからといって、そこで満足してはいけません。

今回紹介したセラミックと相性の良い歯ブラシは、通常の天然歯を磨く際にも適しているため、ぜひ条件に合ったものを購入してみてください。

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