【川崎・武蔵小金井・蒲田セラミック治療】セラミック治療に年齢制限はあるの?

思春期を迎えると見た目にも気を使うようになり、虫歯の治療で銀歯を着けている場合にはセラミックなど目立たないものに替えたいと思うこともあるでしょう。

しかし、セラミック治療には年齢制限があるのかと不安に思う方もいるかもしれません。

セラミック治療に年齢制限はあるのか解説します。

セラミック治療は何歳から可能?

虫歯になって削られた歯や、生まれつき形状や生え方が異常になっている歯などは、補綴物による治療が必要です。

補綴物にはさまざまな素材が用いられますが、中でもセラミックを用いた補綴物で治療を行うことを、セラミック治療といいます。

セラミック治療には補綴物だけではなく、歯の表面に貼り付けて歯を白くするラミネートベニヤなども含まれます。

ラミネートベニヤは、薬剤の影響を受けた場合や先天的な原因などで変色した歯のうち、ホワイトニングの効果を得にくい歯でも白くすることが可能です。

セラミック治療の場合、どの治療でも歯を削る必要があります。

場合によっては歯の神経を除去する抜髄も必要です。

セラミック治療には、基本的に年齢制限がありません。

歯があれば、幼児や高齢者でも受けることができるでしょう。

ただし、治療をするタイミングとしては、全ての歯が永久歯に生え変わり、骨格の成長が終わってからの方がよいでしょう。

歯が生え変わる前に治療すると、生え変わりのタイミングでもう一度治療をやり直すことになってしまうからです。

また、骨格の成長が終わっていない段階では顎がまだ小さいため隙間が少なく、場合によっては隣の歯を削ることになるかもしれません。

歯を削る時に痛みがあるため、治療を受けるのであれば痛みを我慢できる大人になってからの方がよいでしょう。

セラミック治療を受けようと考えている場合は、まずカウンセリングを受ける必要があります。

歯科医院では、カウンセリングでセラミック治療の可否と、治療のメリットやデメリットを解説してもらえるでしょう。

費用や治療にかかる期間は人によって異なるため、まずはカウンセリングで相談し、治療の内容を聞いてみてください。

セラミック治療以外の治療方法

セラミック治療はどうしても歯を削る量が多くなるため、なるべく歯を削らないようレジン充填やダイレクトボンディングを選択するという方法もあります。

どちらの治療もコンポジットレジンを使用しますが、レジン充填の場合には使用できるレジンが限られています。

一方、ダイレクトボンディングは自由診療で保険が適用されない代わりに、色調表現に優れているレジンを使用することが可能です。

セラミック治療よりも歯を削る量が少なく済むため、将来セラミック治療を行うまで、歯を温存することができます。

ただし、レジンはセラミックよりも色調や強度で劣ります。

また、時間経過によって色が変化することもあるため、使用できないケースもあるでしょう。

子どもに向いている治療方法

基本的にセラミック治療は永久歯を対象とした治療であるため、子どもの治療には別の方法が必要です。

ただし、子どもといっても年齢に幅があります。

子どもの年齢によって可能な治療やお勧めの治療は異なる点に注意が必要です。

例えば、小学生くらいの子どもの場合はどのような治療方法が向いているのでしょうか。

ここでは代表的な治療方法を解説します。

乳歯の虫歯がかなり大きく、クラウンによる治療が必要とされるときは、既製乳歯冠という治療を行うことになるでしょう。

乳歯の形を整えて既製のステンレスでできたクラウンを装着する治療方法で、小児歯科専門医など一部の歯科医院でしか行われていません。

子どもの虫歯を治療した際は、大人の銀歯と同じようなものを使用することもあるでしょう。

大人の銀歯は金銀パラジウム合金という素材でできていますが、乳歯にとっては硬すぎるため、もっと柔らかい銀合金を使用します。

ただし、子どもでも、永久歯の修復であれば大人と同じように、金銀パラジウム合金を使用します。

コンポジットレジンは、修復する範囲が一定範囲以下の場合には、小学生に限らず幅広い年齢で主流となる治療方法です。

使用するレジンは光で硬化する性質があり、歯の形に添って硬化させることで機能を回復させることができます。

唾液が多くコンポジットレジンでの治療ができない場合には、グラスアイオノマーセメントという治療を行うことがあります。

硬化することで象牙質に近い硬さとなるうえ、持続的にフッ素を放出するという点が特徴です。

まとめ

セラミック治療には年齢制限はありません。

理論上は歯さえあれば何歳でも治療を受けることができますが、推奨される年齢があり、永久歯が生えそろって顎の成長も止まる20歳以降から治療を受けることが推奨されています。

特に乳歯の場合、仮にセラミック治療をしても、生え変わってから再び治療する必要が出てくるでしょう。

小学生くらいの子どもの場合は、適している治療が他にあるため、セラミック治療はもっと後で行うことをおすすめします。

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