美しい歯を手に入れたい方や、金属アレルギーを避けたい方などにおすすめなのが、セラミック治療です。
セラミックは保険診療の補綴物にはない美しさがあり、なおかつ金属が一切含まれていません。
またその他にも、セラミック治療が向いている方はいます。
今回は、セラミックが向いている方の意外な特徴について解説します。
セラミック治療が向いている方の意外な特徴5選
以下の特徴に該当する方にも、セラミック治療は向いています。
・何度も歯科クリニックに通いたくない
・コストパフォーマンスを重視したい
・短期間で治療を終わらせたい
・快適な口腔環境を求めている
・健康的な歯茎を維持したい
各項目について詳しく説明します。
何度も歯科クリニックに通いたくない
何度も歯科クリニックに通うのが嫌だという方には、セラミック治療が向いていると言えます。
なぜなら、セラミックは二次虫歯のリスクが低いからです。
例えば保険診療の銀歯は、長い間使用し続けるとどうしても隙間が目立ちやすくなります。
その結果、隙間から虫歯菌が詰め物の内部に侵入し、いつの間にか二次虫歯を発症させてしまいます。
一方セラミックは耐久性に優れているため、歯とセラミックとの間に隙間ができにくく、二次虫歯も起こしにくいです。
また二次虫歯を起こしにくいということは、セラミック治療を受けた後、再び同じ箇所を治療する機会が減るということになります。
そのため、歯科治療や歯科クリニックそのものが苦手な方にとって、セラミックは優れた補綴物だと言えます。
コストパフォーマンスを重視したい
コストパフォーマンスを重視したいという方にも、セラミック治療は向いています。
セラミックは保険が適用されない自由診療であるため、お世辞にも費用が安いとは言えません。
保険診療の銀歯やレジンに比べると、何倍もの治療費がかかります。
しかし、前述の通りセラミックは二次虫歯のリスクが極めて低いです。
そのため治療費自体は高額であるものの、後々虫歯治療の費用がかかりにくいことを考えると、コストパフォーマンスは良いと言えます。
逆に銀歯やレジンは安価で装着できるものの、劣化や二次虫歯のリスクが高く、二次虫歯の治療にかかる費用も高額になりがちです。
短期間で治療を終わらせたい
短期間で治療を終わらせたいという方にも、セラミック治療はおすすめです。
こちらは一般的な矯正治療と、セラミック治療のどちらを選ぼうか悩んでいる方に言えることです。
矯正治療の場合、使用する装置にもよりますが、歯を理想的な位置に移動させるまでに6ヶ月以上はかかります。
動かす幅が大きければ、1年以上かかることも珍しくありません。
さらに治療後には保定期間といって、動かした歯を固定する期間が必要であるため、実際はもっと治療期間が長くなります。
その点、セラミック治療は早ければ1~2ヶ月で理想的な歯の形状や位置を実現できます。
根本的な歯並びの原因を改善することはできませんが、キレイな見た目の歯を短期間で手に入れたいのであれば、矯正治療よりもセラミック治療の方が圧倒的におすすめです。
快適な口腔環境を求めている
常に快適な口腔環境を求めているという方も、セラミック治療を受けるべきだと言えます。
こちらは、セラミックの汚れがつきにくいという特性が完成しています。
セラミックの表面にはほとんど凹凸がなく、なめらかな形状をしています。
そのため、食事を摂ったときに食べカスが入り込んだり、プラークが蓄積したりする心配が少ないです。
また、この特性は二次虫歯のリスクを軽減するだけでなく、快適な口腔環境を維持することにもつながります。
歯に付きやすい食べ物を食べた後は、歯の表面がザラザラしてしまい、すぐブラッシングができない環境であれば長時間気持ち悪さが残ります。
セラミックの場合、歯の表面に汚れがつきにくいため、常に清掃されたような口内環境をキープできます。
健康な歯茎を維持したい
健康な歯茎を維持したいという方にも、セラミック治療は自信を持っておすすめできます。
セラミック治療が健康的な歯茎を維持できるのは、メタルタトゥーのリスクがないからです。
金属を含む素材の場合、経年によって溶け出した金属イオンが歯茎に漏れ、黒く変色するメタルタトゥーが起こり得ます。
そのため、歯周病などの症状がない健康的な歯茎であっても、不健康に見えてしまうことがあります。
セラミックの場合、基本的には金属を含んでいないことから、メタルタトゥーは発生しません。
よって歯茎が黒ずむことなく、会話などコミュニケーションを取る相手にも良い印象を与えます。
まとめ
保険診療の詰め物よりセラミック治療を選ぶべきなのは、自由診療の補綴物ならではのメリットがあるからです。
また見た目の美しさなどについてはよく知られるところですが、実際はコストパフォーマンスや機能性でも優れている点が多いです。
そのため、今後歯の治療や矯正を行う方は、しっかりセラミック治療のすべてを知った上で選択するかどうか判断しましょう。